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猫道節Vol.9

初めて猫道さんを見たときのことは鮮明に覚えている。今年の春、高田馬場のBen's Cafe、服部剛さんの「笑いと涙のぽえとりー劇場」でのことだ。その時猫道さんが演ったのは「日曜は飯島愛と足尾銅山に行こう」という作品だった。その時私は、正直に言うと恐怖に近い感情を持った。

例えば、ここに野球選手が一人いるとする。彼が練習熱心で、毎日三十キロランニングしていたとする。

だが、そのランニングに、「何のために」それをする、という目的意識がなかったら、いくら走り込もうとそれは彼の野球におけるプレイレベルの向上には必ずしも直結せず、せいぜい少しスタミナがつく、というくらいのことだ。

また、その彼が試合に出、打席に立ったとする。時には出塁し、時には凡退するだろう。出塁に喜び、凡退を悔しがることは誰にでもできる。しかし、そのひとつひとつの出塁と凡退について、それがなぜそうなったかを考え、次の打席における自分の意識に繋げることができなければ、彼の出塁率が高まることは難しいものになるだろう。

まわりくどい例えになった。もっとはっきり言おう。世の中には、進化する人間と、進化しにくい人間とがいる。あの時、私の目には、猫道さんは「進化する人間」に見えた。ひとつひとつの出塁と凡退とからその都度何かを掴み取り、主体的に自分のパフォーマンスを構築してきた、そして今後もその上に新しい世界を積み上げようとしてゆく人間なのではないか、と感じたのだ。だから私は、この人はどうもわりと凄いっぽいぞ、と思った。

昨夜、初めて出演した「猫道節」は、本当に素晴らしいイベントだった。場の熱い凝縮感、パフォーマーに向かうお客さんのベクトルの集約感。そして何より、猫道さんとMC慎太郎さん、そしてDJ北さんのパフォーマンス。さっきの話で言えば「進化する人間」ばっかりだった。まさに異種試合というか、自分にはできないものばかりがそこにある。なら、私には何ができるだろう、と思った。緊張していた。できる以上のことはできない。私の力がこの場に通じるか、と。

「蛇」
http://www1.odn.ne.jp/goingthedistance/hebi.html
と、
「パーティー」
http://lg-o.jugem.jp/?eid=21
をリーディングした。

お客さんの暖かい拍手が嬉しかった。「蛇」の内容について、会場にいた複数の現役格闘家の人に、「あのフィーリングはわかる」と言ってもらえたのも嬉しかった。

猫道さんにせよ、MC慎太郎さんにせよ、多分、その根本にあるのは「言葉」と、それを使って伝達しようとしている、心なのか魂なのかヴィジョンなのか感情なのか、何かわからない何物かなのだろう。ただ、私も含め、三者が三者ともその方法はそれぞれ異なっていた。猫道さんが私と慎太郎さんをブッキングした肝心のところもそこにあったんだと思う。猫道さんに心から感謝したい。

七夕の夜、猫道節Vol.9。

あの場にいられて良かった。

at 22:46, 大島健夫, 出たもの

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