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12/19 千葉詩亭

今回はとにかくイダヅカマコトさんにお世話になりっぱなしなのであった。最初に話を持ってきてくれたのもイダヅカさん、「うーん、どうしよっかなー」とか言ってる私を尻目にいつの間にか詳細を決め、フライヤーの束をどかんと目の前に置いてくれたのもイダヅカさんである。そのようにして、12月19日、千葉大学WiCANアートセンター にて、千葉で久々のオープンマイクイベント、「千葉詩亭」(この素敵なネーミングもイダヅカさんの考案によるものであることを付け加えておく)を、私とイダヅカさんの共同主催という形で無事に開催する運びとなったのである。

当日になってもイダヅカさんの奮闘と私のスカタンぶりは変らなかった。何しろ私ときたら地元だというのに場所がよくわからずうろうろした挙げ句、尿意に耐えながら会場に転げ込み、WiCANのスタッフの方にちゃんと挨拶をするより早くトイレに突進し、看板を書こうと思えばホワイトボードにうっかり油性のマッキーで書き込みをしてしまう有様。イダヅカさん万歳。

20分ほど押して、イダヅカさんの朗読からイベントが始まった。佐藤銀猫さん、TASKEさん、笹田美紀さん、かとうゆかさんといった都内でおなじみの詩人の皆さんが駆けつけてくれたのに加え、地元からの参加者もなかなか濃い。即興詩を読む人、関東と関西の一本締めの違いについて
熱くかつ整然と語る人。最後は私が数篇朗読し、二時間半はあっという間に過ぎ去っていったのであった。

終了後も多くの方が会場に残り、話に花が咲く。皆さんの顔を見ながら考えたけれど、ライヴハウスやカフェバーではできない、もっと言えば東京ではできないイベントに育てることができる可能性が間違いなくあると思う。まだ第一回、始まったばかりだ。今後、定期的に開催していくことができたら嬉しいと思うし、続けてゆく中で地元千葉のアートシーンにも何らかの形で貢献することができたらいいと思っている。ともあれ、イダヅカさんとWiCANスタッフの方には心から感謝したい。どうかひとつ今後ともよろしくお願いします。

会場を出た後は千葉をあとにして目白へ行って空手道場の忘年会に参加し、あわただしく家路に着くと総武線のダイヤが乱れており、結局家に帰り着いたのは午前二時を回っていた。布団に入ってすぐ、新聞屋さんが朝刊をポストに入れる音が聞こえてきた。

at 19:41, 大島健夫, 出たもの

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Poe-Tri Vol.18でした。

ということで2日夜は今年最後のPoe-Tri。猫道さんから誕生日プレゼントに頂いた本を読みながら総武線に揺られて都内を目指す。

定刻に開始。今回のトップバッターはmidoさんだ。トラックに乗せて言葉の奔流がほとばしる。彼は、「俺にはこういうものは書けないよなあ」といつも私が思っている詩人の一人で、この日も開場前に「どういうふうに書くの?考えて書くの?降りてくるの?」と思わず質問したところ、「降りてきます」とのことであった。あっという間の15分間。

続いて八木竜平さん。ステージに上がり、椅子を引っ張り出してスッと座る。その動作に客席が一気に集中する。芯のある穏やかな声、緩やかなリズム、そしてどこかそれらと微妙に乖離した語りの内容。意表を突いた展開に笑わされつつ、「この人ほんとはすごいワルい人なんじゃないか」という思いがふと湧き上がる。むちゃくちゃ素敵だ。

オープンマイクは、今回は通例よりやや少な目の8名の参加があった。少なめとは言え、この顔ぶれは少数精鋭としか言いようのない濃いものである。すなわち登場順に、

晴居彗星さん
矢ヶ崎芳也さん
石川さんwith小林さん(事業仕分け)
西田夏奈子さん
あしゅりんさん
五十嵐倫子さん
死紺亭柳竹さん
猫道さん

の8名であった。

このくらいのオープンマイク参加者数だと、逆にブレイクの時間が少し多めにとれ、交流が進むということもある。現状、11時に終わらせるということを考えるとタイムテーブル的にオープンマイクは15名くらいがリミットだと思う。先着〇〇名みたいに区切る等、検討しなければならない。

後半一番手は川島むーさん。ほんとに第一回以来この人にはお世話になっている。これまでの18回のうち、なんと13回も出演をお願いしており、そのうち何度かはトリであった。今回も明るく楽しいむーさんワールド。むーさんのステージは、ある種オーディエンスの信頼を裏切らない心強さみたいなものを感じさせ、それでいて悪い意味でポップになったり、お約束にならないところがすごいと思う。

私は、
新作、「二十歳の俺」
ニルス・ロフグレンの「ノー・マーシー」
「踊れ」
「トイレットペーパーを君に」
の四編。自分のパフォーマンスについて、毎回思うところはいっぱいあるけれど、例えばラーメン屋さんとかだったら、「今日はスープの出来が悪かった」なんて言ったら「じゃあ金返せ」って言われるだけだし、「今日は特別うまくできた」と言っても「毎日やれよ」てなことになる。ともかく、来年に向け、もっと精度と錬度を上げ、かつ新作も数多く書いて少しでもレベルを上げていけるよう努力したいと思う。

関係ないが、死紺亭さんの祖父と私に空手を通したつながりがあることがわかり、大ビックリだった。人の縁というのはわからないものである。

出演者の皆様、お疲れ様でした。そしてご来場の皆様、まことにありがとうございました。

新年のPoe-Tri Vol.19は1月6日水曜に開催いたします。

at 21:06, 大島健夫, 出たもの

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Poe-Tri Vol.17

千葉みなとに安い駐車場を見つけた。まだあまり知られていないらしく比較的空いている。隅っこに車を止めて千葉駅まで15分ほど歩く。

大好きなピート・ハミルを読みながら電車に揺られる。車窓から東京湾に沈む夕陽が見え、高校時代を思い出す。稲毛海岸をランニングし、波打ち際で幸せそうにしているカップルを見つけるとわざとみんなで近寄って声出しをしたりしていた。申し訳ないことをしたと思う。

3-triに着いて間もなく、葛原りょうさんが現れた。いろいろ話す中で、育った場所も条件も違うにもかかわらず、お互い結果として同じようなことをやっている、やろうとしていることが判明し、驚く。槙原寛巳のファンであったこと、ドジョウやナマズのような底生性の淡水魚が好きなところまで共通していた。「今度、川で『ガサガサ』しましょう!」とか言って盛り上がる。まさか詩人とこんな会話をするとは思わなかった。そういったことを抜きにしても、話せば話すほど知性のある、風通しのいい人だ。尊敬の念を強くする。

やがて笹田美紀さんも現れる。会うたびに髪が短くなっているような気がすると思ったら、実際その通りであったらしい。彼女とは12月の「満足せよ!」でセッションをすることになっている。それに備えてブツを渡す。

それぞれリハを済ませる。風邪を引いたり、様々な事情で直前で来られなくなった方が今回もけっこういて、集客が心配だったが、蓋を開けて見ると今回も大勢の方にご来場いただけた。とても嬉しい。

ところが、開場時間が過ぎてもトップバッターのTASKEさんが現れない。笹田さんも心配してくれ、わざわざ地上まで偵察に行ったりしてくれるが、やはり現れない。もし間に合わなかったら私がトップバッターを代るしかないと覚悟を決めた時、開演直前になってTASKEさんが登場した。救世主のように見えた。

そのまま一気に、TASKEさんのステージが始まる。絶賛発売中の詩集「七転び八起き列伝」を携えてのTASKEショータイム。出番が終ると、なぜか三本締めで締める。あのまま幕にしてしまってもお客さんはなんとなく納得してしまったかもしれない。パワフルで楽しい時間だった。

続いて葛原りょうさんが登場する。葛原さんの朗読を見ていると、言葉を「話す」というのが、言語学上、矢を「放つ」のと、もともと同源であることを思い出す。言葉を話すというのは、自分の魂をちぎって投げることだ。3-triに葛原さんの魂が打ち込まれてゆく。

オープンマイク。今回は12人の方に参加して頂いた。登場順に、

土屋怜
五十嵐倫子
佐藤銀猫
晴居彗星
八木竜平
かとうゆか
矢ヶ崎芳也
ケイコ
守山ダダマ
死紺亭柳竹
市毛友里
あしゅりん

非常に濃かった。個人的に、私が朗読活動を始めるきっかけとなった2007年の詩のボクシング(トーナメントなのに一日二敗したやつ)を制した晴居さんが来てくれたのはズキンときた。皆様、ありがとうございました。

後半。笹田美紀さんは、事前に「今日はオトメゴコロで」と言っていたが、ステージで体現したのは、漂白されていない、荒く激しく、しかししなやかなフィーリングだった。文字通りざくざくと伝わってきた。

私は日本シリーズ中ということで「原辰徳の章」を久々に朗読する。リハでどうもしっくり来なかったので、ピッチを変え、フレーズをシンプルにして読んだ。

改めて出演者の皆様、お疲れ様でした。そしてスタッフの皆様、ご来場頂いたお客様、本当にありがとうございました。S君、結婚おめでとう。

会場で新しい人間関係が生まれているのを見るのは素晴らしいことだ。足を運んでくれた人々に笑顔で帰ってもらえるのなら、そんな幸せことはない。

様々な意味で、考えなければならないことはまだまだたくさんあると思う。でも、ひとつずつ進めていきたい思います。

次回Poe-Tri Vol.18は12月2日水曜に開催いたします。どうかよろしく。

at 22:40, 大島健夫, 出たもの

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Poe-Tri Vol.16

大型台風接近の中、夕刻から私の携帯には、帰りの交通が心配なので来られない、という旨のメールがぽつぽつ入り始めていた。やむをえないことであるが、やはり心配になる。お客さんの数がヤクザの片手の指より少なかった、初期のPoe-Triの悪夢が頭をよぎる。しかし蓋を開けてみると今回も多くの皆様に集まって頂けた。嬉しいことだ。

オープニングに登場する「ユニット武甲」は、素晴らしい詩集「ラベンダー海岸」を3日に発売したばかりの佐藤銀猫さん、その編集を担当したイダヅカマコトさん、版元の詩遊会出版を経営する落合朱美さんの三人のユニットである。世界広しといえども、著者・担当編集者・版元のボスがみんなでユニットを組んでステージに上がるということはそうないであろう。このユニットをまた見たい。そして銀猫さんの声をもっと聴きたい。

守山ダダマさんは、Poe-Triには三度目の出演だ。いつもと同じスーツ姿で、同じようにステージに立つ。でもどこかが違っていた。この日のダダマさんは、なぜか哀しげに見えた。楽しくておかしいのに、張り詰めた糸のようなものが感じられる。ブルースっぽいと思った。私の大好きな「俺様は四塁手」も聴けた。余韻というか残響のようなものが残る、すごく印象的なステージだった。

ケイコさんは髪型のことを言うと怒りそうだが、普段とあまりにイメージが変っており、会場に入ってきたときも二秒くらい誰だかわからなかった。ケイコさんの声と言葉は雨の日にとてもよく合う。水滴が滴り落ちて、小さな流れに集まり、そっと川へ注ぎ込んでゆくような、そんなリーディングが素敵だ。会場の空気が静かに集中してゆく。

オープンマイク。今回は9組が参戦してくれた。そのそれぞれのパフォーマンスが、この悪天候の中、会場に足を運んでくれた人たちへの特典だったように思う。ここにはただ、名前を羅列したい。想像して欲しい。登場順に。

宇土八郎with北大路翼
今村知晃
五十嵐倫子
矢ヶ崎芳也
梓ゆい
TASKE
笹田美紀
葛原りょう
あしゅりん

皆様、ありがとうございました。

福田理恵さんは二度目の登場。今回はトラックを使わずアカペラでリーディング。しかも座る。私は福田さんの声が好きなのだけれど、その声が上からではなく、地から湧いてくるような感じがする。淡い照明の下に、言葉が浮かび上がり、また消えてゆく。時に穏やかに、時に鬼気迫る濃密な15分間。

最後に私が
海で死んだ鼠
http://www1.odn.ne.jp/goingthedistance/umide.html
水の上を歩く
http://www1.odn.ne.jp/goingthedistance/mizu.html
の二編をリーディングした。

出演者の皆様、お疲れ様でした。ご来場の皆様、会場スタッフの皆様、ありがとうございました。

・・・おかげさまでコンピレーションCDも9枚ほど売れた。

千葉に帰り着くと同時に雨風が激しくなった。イベントが無事開催できてほんとによかった。いや、ほんとに。

at 14:11, 大島健夫, 出たもの

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帰還。

10月4日は秩父オープンマイク・フェスタである。朝5時に起きて6時に家を出るつもりでいた。3日の夜は11時半に布団に入ってすぐストンと眠りに落ち、目が覚めて「おお、いい目覚めだ。そろそろ5時かな?」と思い時計を見たら、まだ12時半であった。

・・・気を取り直して二度寝し、予定通り5時に起きて6時に出る。国道16号をコトコト走る。遅い車は抜き、速い車には譲り、山道のワインディングで運転が楽しい299号を経て秩父のポエトリーカフェ武甲書店へ。着くとイダヅカマコトさんや服部剛さんの姿が。前日も楽しかったとのことで皆充実した顔つきである。寝不足のようだが。

梓ゆいさんらと打ち合わせをしたりトイレに行ったり、佐藤銀猫さんの「ラベンダー海岸」を購入しサインをいただいたりしているうちにだんだん緊張してくる。次第に人が増え、5分遅れの12時40分にいよいよフェスタ二日目の開始。詩。歌。トーク。何度も見ている人もいれば、初めてお会いする地元の方もいる。楽しんだり浸ったり勉強になったりしているうちに、あっという間に時間が過ぎてゆく。皆、「自分」というものを引っさげてやってきている。そして、秩父には意地を持った生き方をしている人が多いんだな、と強く感じる。素敵な人と知り合いになることができるほど幸せなことは、そんなにたくさんはない。ポエトリー・フェスタではなくオープンマイク・フェスタである意味がわかった気がする。”秩父締め”で終了。ほんとうにお祭りだったと思う。それはBJだいちさん、落合朱美さんの思想とビジョン、行動によって生まれた素晴らしいお祭りだった。その場に関ることができたことを心から嬉しく思う。

at 21:42, 大島健夫, 出たもの

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JET POET Vol.27

JET POETに出ると、なんだか家に帰ってきたような気がする。

前の夜に書いたばかりの「君は僕が待ち望んでいた人(仮題)」を詠む。ひらさん、ダミさん、西田さんの音。音がつくって素晴らしいと心から思える。

ケイコさんがしっとり詠み、猫道さんが弾け、西田さんが私の作品、しかも「首なし芳一」を詠んでくれている。オープンマイク。知らない人、知っている人が次々とステージに上がる。今回も盛況だ。いやむしろ「大漁」といいたくなる。ジュテーム北村さんや服部剛さんをJETで聴けるなんて、なんだかちょっと不思議な夢を見ているような気持ちだ。この時間と空間の流れは一体なんだろう。ZULUさんってすごいなあと思う。

二年前に、たそがれ龍生さんに誘われて初めて出た朗読イベントがこのJET POETだった。二年経った。またこの場に立つことができたことが本当に嬉しかった。

さあ、次は10月3日4日の秩父オープンマイク・フェスタ、そして7日のPoe-Triだ。

at 21:54, 大島健夫, 出たもの

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昨夜はPoe-Tri Vol.15

会場の3-triに入り、スタッフさんに挨拶する。誰も来ないうちにリハを済ませ、出演者の皆さんが到着するのを何となく待つ。この時間がちょっと好きだ。

そのうち三々五々、出演者が到着する。リハをする人もいれば、しない人もいる。世の中にはいろんなスタイルがある。

開場する。お客さんが集まり始める。初めての人、よく知っている人。椅子が埋まっていく。楽しいことがたくさんある金曜の夜に、1500円という安くないお金を払ってPoe-Triに来ることを選んでくれた、素敵な素敵な人たちだ。あちこちで小さな話の輪ができている。自己紹介し合う声もする。誰かと誰かがこの場で新しく出会い、何かの動きに繋がってゆくことがあるのなら、そんなに嬉しいことはない。

開演する。今回、出演者の順番を決めるのにかなり悩んだ。そんなことは今までにしたことがなかったのだけれど、人の意見も聞いた。あみだくじさえ試した。さんざん迷って最後に、猫道さんをオープニングに決めた。その猫道さんが、トラックを使わずアカペラでブチかます。集中力が爆発する。お客さんのベクトルが矢のようにステージに突き刺さる。凄い。

あしゅりんさんが続いて立つ。他作詩を先に持ってくる、いつもとは逆の構成。言葉が流れて、小さな流れがうねり、水量を増し、大きな川のようになる。さすがだ。

三人目。ごく初期の頃からPoe-Triに来てくれたrabbitfighterさんが、ついに出演者として3-triのステージに立つ。一語一語、リアルタイムで刻み出されてゆく言葉。皆がじっと見つめ、次の言葉を待つ。素敵だ。

オープンマイク。今回は十人が参加してくれた。ひとりひとりのパフォーマンスについて詳しく書きたいのだけれど、その代りに名前を列挙したい。登場順に。

カマコさん
八木竜平さん
TASKEさん
宇土八郎さん
midoさん
石渡紀美さん
ジュンさん
市毛友里さん
ジュテーム北村さん
ZULUさん

濃密な時間が流れていた。

後半に入る。川島むーさん。むーさんが上がると、会場が明るくなるような気がする。なぜか一発芸から入る。凄くくだらなくて最高だ。そして楽しく切れ味鋭い詩の世界。満足する。

私がラストを務める。前の夜に出来上がったばかりの「死んじまおうと海へ行った」を詠む。途中でいきなり原稿が手から落ちて焦った。あんなのは初めてで、誰かに叩き落されたみたいだった。気を取り直して原稿を拾うと、デタラメに拾ったのになぜか九枚の原稿がぴったり順番が合っていた。ホッとした。

出演者の皆様、本当にお疲れ様でした。そしてご来場の皆様、本当にありがとうございました。

Poe-Triは来月からまた第一水曜に戻って続いてゆきます。次回、10月7日水曜のPoe-Tri Vol.16、どうかご期待ください。

at 20:36, 大島健夫, 出たもの

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昨夜は高田馬場Ben's Cafe「笑いと涙のぽえとりー劇場」

ぽえとりー劇場に参加したのは久々だった。何となくオープニングに呼ばれそうだなーと思って心の準備をしていたら案の定呼ばれた。

パーティー
http://lg-o.jugem.jp/?eid=21

君にききたいことがある
http://lg-o.jugem.jp/?eid=20

の二編をリーディングした。オープニングで詠むと、あとはみんなのパフォーマンスを楽しめるので楽である。パンチドランカー気味の服部さんの司会が楽しい。どんなに酔っ払っていても、服部さんは会場の人を不快にさせるようなことを決してしない。本当に凄いと思う。

森さんが凄い勢いで似顔絵を描いている。プロだ。五十嵐さんと話してある謎が解けた。世の中は不思議だ。

個人的に印象に残ったパフォーマンスはTASKEさん、腐ったみかんさん、石川厚志さんだった。最後までいられず、ジュテーム北村さんや守山ダダマさんを見逃見逃したのは残念だった。これからはもう少し高い頻度で参加できたらいいと思う。

at 21:12, 大島健夫, 出たもの

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Vol.14

Poe-Triは昨夜でVol.14となった。初回からだと一年二ヶ月が経過したことになり、ここまで来られたのは会場の3-triさん、出演者の皆さん、そして何よりもご来場頂いたお客さんなど、多くの方々の力あってのことである。本当に感謝している。

時々、14回続いている、ということに対して賞賛したり誉めてくれたりする声に出会うことがある。ありがたいことだが、冷静になって他のことに置き換えてみると、例えば「俺って剣道を一年二ヶ月続けてるぜ」とかいって自慢したらそれはただのアホだし、「私は今の会社に入って一年二ヶ月になります」といってみてもやはりそれはまだ駆け出しであるように思う。今後とも地道により良いイベントを目指していきたいし、それを目指せる環境にあることに対しては心から幸せであると思っている。

☆☆☆

さて、今回のオープニングは川島むーさんでした。浴衣姿のむーさんがマイク前にスッと立つと、今年も夏が巡ってきたという感じがします。今回も腕のいい板前さんのように、様々な季節のネタを美味しく料理してくださいました。さすが!

続いて登場した笹田美紀さんに関しては、昨夜のステージは、私が今まで観た中では間違いなく彼女のベストアクトであったと思います。その声、たたずまい、ひとつひとつの言葉と動きが説得力に満ちていました。

前半の最後は私が二篇、
首なし芳一
http://lg-o.jugem.jp/?eid=38
愛の三角関係
http://lg-o.jugem.jp/?eid=37
をリーディングさせていただきました。

そして、休憩を挟んでオープンマイクの時間。今回ご参加いただいたのは、登場順に

守山ダダマさん(詩)
五十嵐倫子さん(詩)
森敦志さん(似顔絵・即興絵画)
麦畑飛魚さん(詩・歌)
ラビットファイターさん(即興詩)
ジュテーム北村さん(詩)
ケイコさん(詩)

の七人の皆さんでした。正直、どの人ももう一度観たい!聴きたい!

後半戦スタート。前回のオープンマイクでのご参加に引き続き、今回は福田理恵さんが出演者枠での登場です。心音のような足音のような爆発音のようなトラックに乗せ、縦長の不思議な巻物に記されたテキストを強烈な迫真力を持ってリーディング。ぐいぐい惹き込まれるあっという間の十五分でした。

そして、今回のトリはあしゅりんさんにお願いいたしました。自作詩、他作詩、即興、という展開はいつも通りながら、そのひとつひとつの構成力、何一つおろそかにしない繊細かつ重厚な言葉と表現は本当に素晴らしく、二時間半に渡る声と言葉の夜のラストを完璧に締めくくってくださいました。あしゅりんさんの服装を見て、勢いで恒例の一本締めの音頭までお願いしてしまいました。

皆様、お疲れ様でした。そしてありがとうございました。

次回Poe-Tri Vol.15は9月4日、金曜の開催となります。猫道一家の猫道さん、BJだいちさんと落合朱美さんのユニット、「ユニット武甲」など、強力な出演者が多数(と言っても全部で五名ですが)登場いたします。皆様のお越しを心よりお待ちしております。それでは!

at 23:02, 大島健夫, 出たもの

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猫道節Vol.9

初めて猫道さんを見たときのことは鮮明に覚えている。今年の春、高田馬場のBen's Cafe、服部剛さんの「笑いと涙のぽえとりー劇場」でのことだ。その時猫道さんが演ったのは「日曜は飯島愛と足尾銅山に行こう」という作品だった。その時私は、正直に言うと恐怖に近い感情を持った。

例えば、ここに野球選手が一人いるとする。彼が練習熱心で、毎日三十キロランニングしていたとする。

だが、そのランニングに、「何のために」それをする、という目的意識がなかったら、いくら走り込もうとそれは彼の野球におけるプレイレベルの向上には必ずしも直結せず、せいぜい少しスタミナがつく、というくらいのことだ。

また、その彼が試合に出、打席に立ったとする。時には出塁し、時には凡退するだろう。出塁に喜び、凡退を悔しがることは誰にでもできる。しかし、そのひとつひとつの出塁と凡退について、それがなぜそうなったかを考え、次の打席における自分の意識に繋げることができなければ、彼の出塁率が高まることは難しいものになるだろう。

まわりくどい例えになった。もっとはっきり言おう。世の中には、進化する人間と、進化しにくい人間とがいる。あの時、私の目には、猫道さんは「進化する人間」に見えた。ひとつひとつの出塁と凡退とからその都度何かを掴み取り、主体的に自分のパフォーマンスを構築してきた、そして今後もその上に新しい世界を積み上げようとしてゆく人間なのではないか、と感じたのだ。だから私は、この人はどうもわりと凄いっぽいぞ、と思った。

昨夜、初めて出演した「猫道節」は、本当に素晴らしいイベントだった。場の熱い凝縮感、パフォーマーに向かうお客さんのベクトルの集約感。そして何より、猫道さんとMC慎太郎さん、そしてDJ北さんのパフォーマンス。さっきの話で言えば「進化する人間」ばっかりだった。まさに異種試合というか、自分にはできないものばかりがそこにある。なら、私には何ができるだろう、と思った。緊張していた。できる以上のことはできない。私の力がこの場に通じるか、と。

「蛇」
http://www1.odn.ne.jp/goingthedistance/hebi.html
と、
「パーティー」
http://lg-o.jugem.jp/?eid=21
をリーディングした。

お客さんの暖かい拍手が嬉しかった。「蛇」の内容について、会場にいた複数の現役格闘家の人に、「あのフィーリングはわかる」と言ってもらえたのも嬉しかった。

猫道さんにせよ、MC慎太郎さんにせよ、多分、その根本にあるのは「言葉」と、それを使って伝達しようとしている、心なのか魂なのかヴィジョンなのか感情なのか、何かわからない何物かなのだろう。ただ、私も含め、三者が三者ともその方法はそれぞれ異なっていた。猫道さんが私と慎太郎さんをブッキングした肝心のところもそこにあったんだと思う。猫道さんに心から感謝したい。

七夕の夜、猫道節Vol.9。

あの場にいられて良かった。

at 22:46, 大島健夫, 出たもの

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